[福岡県春日市] 叱りなし褒めて育てるABA(応用行動分析)による自閉症スペクトラム障害児の療育施設です

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マママとまままよりお知らせ

2024.3.27

臨床研究のお知らせ

「児童発達支援事業所におけるASD児の低密度行動介入訓練によるDQ値の変化に関する検討」

1.臨床研究について 

 児童発達支援事業所マママとまままでは、最適な訓練・支援をご家族と本人に提供するために、自閉スペクトラム症の特性を研究し、評価法、介入法の改善に努めています。このような評価や介入の改善の試みを一般に「臨床研究」といいます。その一つとして、児童発達支援事業所マママとまままでは、2023年10月31日までの利用者さんを対象として、に「児童発達支援事業所におけるASD児の低密度行動介入訓練によるDQ値の変化に関する検討」と題した「臨床研究」を行っています。 

今回の研究の実施にあたっては、九州大学病院臨床試験倫理審査委員会の審査を経ています。この研究が許可されている期間は、令和6年9月末日までです。

2.研究の目的や意義について  

自閉スペクトラム症児への応用行動分析学(ABA:Applied Behavior Analysis)に基づく支援は,1987年のロバースの週40時間の研究を契機に,早期集中行動介入(EIBI:Early Intensive Behavioral Intervention)として世界的に広がりました。この研究は実験群19名中の9名(47%)が普通級へ進学しその後も一般社会で生活しているという当時では驚くべき結果をもたらしました。それ以後,週20時間以上の研究が世界各国で行われ、多くのエビデンスが積み重ねられています。時代とともに訓練方法の改善などもあり、徐々に低密度の行動介入(LIBI:Low-Intensity Behavioral Intervention)とされる20時間未満での研究へ移行しておりかつ効果を示しています。今後はLIBIにおいてどの程度の改善効果が期待できるかが課題になると言えます。       

 日本での公的な児童発達支援サービスでは個別訓練は週5~10時間が制度的に限度の中で当事業所はセラピストが一コマ約1時間を、各課題、さらに各試行間に短い間を置きながら課題を行うDTT(Discrete Trial Teaching:不連続試行訓練)を軸に取り組んでいます。本研究では世界的にも週5時間以下という先行研究には殆どないLIBIでの分析結果を基にし,公的サービスの枠内でのABAを柱とした支援効果についてこれまでの7年半のデータを分析し考察する予定です。 

 分析の結果が好ましいものであれば、少ない時間であっても発達の初期に早期集中行動介入(EIBI)を受けることで自閉スペクトラム症児とご家族へのABA支援の効果をエビデンスとして示すこととなり、日本の社会における発達支援(療育)分野で、ご家族にとって療育方法の選択肢や幅の拡大につながり、ひいては発達障害をもつ人々のインクルージョンの支援につながると考えています。 

3.研究の対象者について  

児童発達支援事業所マママとまままの下記の利用者を対象とします 
・未就学児(6歳以下) 
・医療機関で自閉スペクトラム症(ASD)の診断を受けている。 
・器質的、遺伝的疾患の診断がない 

・1年以上通所し乳幼児発達スケール(KIDS)を2回以上受けられた児童 
 ABAセラピー実施期間:2016年5月31日~2022年9月2日 
 KIDS検査対象期間:2016年5月31日~2023年10月31日(約7年4ヶ月) 

4.対象として不参加を希望される時 

 研究の対象者となることを希望されない方又は研究対象者のご家族等の代理人の方は、事務局までご連絡ください。研究対象者から除外いたします。除外にあたり支援に関して不利益を被ることはありません。また、研究対象者となることで、個人が第3者に特定されることもありませんのでご安心ください。 

5.研究の方法について  

 この研究を行う際は、個人ファイル(カルテ)より以下の情報を取得します。記録されている検査結果に基づいて、適切な統計手法(t検定、分散分析等)を用いて改善の効果を測定します。得られた測定結果と検査結果や臨床記録の関係性を分析し、ABAによる自閉スペクトラム症児に対する効果と影響を明らかにします。研究はすでに終了した検査結果、および記録済の結果を用いますので、対象者の方に新たにお願いする検査等はありません。 

〔取得する情報〕 

登録時の年齢(月齢)、性別、診断名、KIDSの総合発達指数(DQ値)、各領域のDQ値、週の訓練時間数、累計訓練時間数、他施設利用の有無、他施設での検査結果、AAC(非言語コミュニケーション手段)訓練の有無。 

6.個人情報の取扱いについて  

研究対象者のカルテの情報をこの研究に使用する際は、研究対象者のお名前の代わりに研究用の番号を付けて取り扱います。研究対象者と研究用の番号を結びつける対応表のファイルにはパスワードを設定し、USBに保存します。研究に利用するパソコンのある部屋は、第三者が立ち入ることはできません。 

この研究の成果を発表したり、それを元に特許等の申請をしたりする場合にも、研究対象者が特定できる情報を使用することはありません。 

この研究によって取得した情報は、児童発達支援事業所マママとまままの管理者の責任の下、厳重な管理を行います。 

7.情報の保管等について 

〔情報について〕 

この研究において得られた研究対象者の個人ファイル(カルテ)の情報等は原則としてこの研究のためのみに使用し、研究終了後は、児童発達支援事業所マママとまままの管理者の下、10年間保存した後に廃棄します。その間に本データを再利用する研究が着手される場合は改めて九州大学病院臨床試験倫理審査委員会の倫理審査を受けます。 

  

8.利益相反について  

児童発達支援事業所マママとまままは、よりよい支援を自閉スペクトラム症児とご家族に提供するために積極的に臨床研究を推進しています。そのための資金は基本的に事業所内の研究・研修資金で賄われています。本研究に関する必要な経費は、倫理審査費と外部統計調査会社へ費用であり、研究遂行にあたって特別な利益相反状態にはありません。 

9.研究に関する情報や個人情報の開示について 

この研究に参加してくださった方々の個人情報の保護や、この研究の独創性の確保に支障がない範囲で、この研究の研究計画書や研究の方法に関する資料をご覧いただくことができます。資料の閲覧を希望される方は、ご連絡ください。 

10.研究の実施体制について 

この研究は以下の体制で実施します。 

研究実施場所 児童発達支援事業所マママとままま 
研究責任者 管理者・児童発達管理責任者・言語聴覚士 林 文博 
研究分担者 公認心理士:淺野涼子、大神真彩乃、梅津亜紗美、四井わかな、加藤唯 
作業療法士:有冨圭生、 言語聴覚士:中村沙織 
アドバイザー: 直方中村病院・精神科医師 松岡弘修 
NPO法人 つみきの会 代表 藤坂龍司 

11.相談窓口について  

本研究に関してご質問や相談等ある場合は以下の窓口までご連絡ください。 

事務局 (相談窓口) 担当者:児童発達支援事業所マママとままま 林 文博 
連絡先:〔TEL〕092-586-6696    
    〔FAX〕092-586-6845
 メールアドレス:mamama.sakura@gmail.com 
福岡県 (相談窓口)  福祉労働部障がい福祉課障がい福祉サービス指導室指導係 連絡先:
TEL 092-643-3838(内線3269、3270)     
FAX 092-643-3304
  メールアドレス:shiteishidou@pref.fukuoka.lg.jp  

 


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