guide of mamama
ご利用案内
マママでの対象となるお子さん、ご利用までの流れや、料金、時間などのご案内です。
対象となるお子さん
0〜6歳(未就学児)で主に自閉症スペクトラムの疑いまたは診断を受けたお子さん。診断がおりてなくてもご利用が可能です。お子さんの発達がご心配の方もお気軽にご相談ください。
① マママでの対象は自閉症スペクトラム障害(ASD)
上の図は発達障害を捉えたときの障害区分と訓練の適応(対象)を表したものです。自閉症スペクトラム(ASD:Autism Spectrum Disorder)は、注意の欠如や多動性を伴うADHDや幼児期以降に明らかになる学習障害(LD)を合併する(重なる)ケースもあります。マママでは自閉症スペクトラム児が対象となります。ADHDを伴っていても対象になります。ディスレクシア(読字障害)や計算障害などの学習障害(LD)は学童期での対応が主となりマママでは対応しません。2番目の図は当施設での適応の考え方となる図ですが、知的に遅れを伴い、社会性やこだわりなどの自閉の症状が重いお子さんを優先的に受け入れています。親御さんたちの中でも育児に最も困難を感じている方々を主たる対象としています。
[乳幼児期のADSの特徴]
- 目が合わなかったり、名前を呼んでも振り向かない。
- 「○○ちゃん、おいでー」などと呼んでも来ない。
- 指差した方向を見ない、指差しをしない。欲しい時は親の手を取って連れて行く。
- 手をひらひらさせたり、宙を見て微笑む、ある種の音に過敏に反応する。
- 何度も繰り返してドアを開け閉めする、スイッチを入れ切れするなどのこだわりがある。
- ミニカーを一列に並べて眺めるなど、オモチャに合った遊びをしない。
※診断は病院等で専門の医師が行いますが、一般的な病気のように血液検査や脳のMRIなどで判定するものではありません。ASDは原因不明とされる脳の神経生理学的な障害であり、行動観察等をもとに総合的に診断されます。その点、親、保護者の方が気付きやすいということも言えます。
② その他の障害について
ABAは発達障害、特に自閉症スペクトラムでその効果が確認されエビデンス(科学的証拠)として積み上げられてきましたが、全ての人間に有効な行動科学です。つまり、合併症としてADHDなどがあっても効果がありますし、言語障害を伴っていても適応となります。
他の主な幼児期の障害
- ダウン症:染色体の異常による障害で知的障害や心疾患を主とする。とても人懐こく、社会性という点ではASDとは対極の障害。
- ADHD(注意欠如・多動性障害):注意が散漫となりやすく持続も困難で、結果、周りと軋轢を生みやすい。好きなものに対しては症状が緩和される。知的には正常なケースが多い。
- 学習障害:読字、書字、また計算の障害。「学習」によって獲得するこれらスキルの獲得に困難を示す。従い小学校へ入学後に明らかになるケースが多い。知的には正常なために周りからは障害という認識を持たれにくいのが特徴。
- 知的障害:ダウン症に代表されるような染色体の異常によるものの他、有機水銀など胎児期の母親の中毒によるもの、周産期の仮死や未熟児などその原因は数多くある。ASDに合併する割合が高い。
- 言語障害:吃音、構音(発音)障害、言語発達障害など言語に限った障害。知的障害を伴うケースも多くある。ASDでは知的障害を伴うとされた時は言語障害もあるのが通常。
上記に限らず、以下のような様子が目立つようであれば早めのご相談をおすすめします。
マネをしない、一人にしても泣かない、おむつが濡れても泣かない、人見知りをまったくしない、後追いしない、お友達の輪に入れない・一緒に遊ばない、特定のものに執着が強い、言葉が出ないなど。